WORKS

PIX脇田本町オフィス

川越市、日本

300m2

2021.11竣工

施主であり施工会社である岩堀建設工業の持ちビルであるPIX 脇田本町ビルの空いていたワンフロア-をシェアオフィスとして活用するプロジェクト。

川越駅西口には、市の運営する創業支援施設があるが、利用期間に制限があることから、利用期間後に施設を出ることになる企業の受け皿として、さらなる飛躍を遂げ、旅立っていくまでの期間における利用を想定したオフィスをつくる計画。元々、フロアをパーティションで分割して貸しオフィススペースとする予定だったこともあり、工事予算はかなり低かったため、仕上げ面のほとんどは既存利用した。床は塩ビタイルを剥がし、壁は既存を再塗装し、天井は設備機器含め既存利用し、共用部のみ照明をダウンライトに変えることにした。愕いたことに大工工事は一切必要としなかった。

専有オフィス面積を減らし、カーテンの間仕切りにより多目的に使える有機的な共有スペースを提案した。オフィスの拡張機能として、有機的な利用を可能とする共用スペースは、企業同士のコミュニケーションを促進させ、地方都市での経済活動における大きなポテンシャルとなる互助作用を生みだすことを可能にする。

「仮設性と空間表現」
創業期間を終えた企業が軌道に乗り、ここから出発するまでの利用期間を想定した時間的な制限(仮設性)を、いかに空間表現として落とし込むかを考えた。

近年多く見かける、仮設材やラフな素材を使った物質的な的な仮設表現ではなく、クリスト&ジャンヌ= クロードの時間的制限をもった作品のように、単色の異物を風景の中へ落とし込むこむことにより、恒久性を伴わないインスタレーションという表現が、施設利用における時間的な制限(仮設性)を表現することを試みた。

ライトグレーで統一されたモノクロな共用スペースの中に浮かぶ暖色のガラスという異物性による空間表現が、この施設で成長し巣立っていくまでの期間という時間的な仮設性を映し出している。

PIX脇田本町オフィス

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